精密医療電脳書

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ウイルス

5類改変後の新型コロナウイルス 〜 ワクチン接種後心筋炎、ウイルス研究所流出説

新型コロナウイルスが5類になってから、メディアの報道内容が大きく変化した。感染者数の報道はなくなり、従来のようなワクチン接種を推進する報道も激減した。それとともに各種の情報開示も進んでいる。重要なトピックスにワクチン接種後心筋炎とウイルス…

新型コロナウイルスに関するメモ(4)~ 超過死亡のシミュレーション分析、ワクチン後心筋炎からのスパイク蛋白検出

最初に前の記事コロナメモ(3)の続き。 超過死亡に関するシミュレーション分析がアゴラに掲載されていた。 agora-web.jp シミュレーションは現実世界の出来事をいくつかのパラメータで簡略化して示すものであり、一つの仮説を提示したものにすぎないが、こ…

新型コロナウイルスに関するメモ(3)~ オミクロン株出現で潮目がかわった

今日のツイッター・トレンドに「超過死亡」、「ワクチンのせい」、「人口削減」が上がっており、世の中の新型コロナウイルス及びワクチンに対する姿勢はおおよそ固まってきたように思う。オミクロン株の出現がターニングポイントで、それ以前は直接の知人が…

新型コロナウイルスのワクチン効果を水増しするトリック

接種後2週間以内の接種者を未接種者として分類すると、見かけ上の有効率は上昇する。

超過死亡とワクチン死亡報告

いまのところワクチンと超過死亡に関しては、はっきりしたことはわからない。厚生労働省のデータでは、ワクチンによる死亡報告は1000万人あたり70件である。

新型コロナウイルスまとめメモ(その2) 〜 特にオミクロン株の起源

現時点(2022年8月)での個人的な見解をまとめた。 日本の現状 8月下旬現在でも感染状況は、世界的に見ても最悪だ。 www3.nhk.or.jp この半年のワクチン接種率は日本が68.9%と他の国と比較して圧倒的に多い。特にイスラエルなど1.95%に過ぎ…

新型コロナウイルスまとめメモ

現時点(2022年5月)での個人的な見解をまとめた。 パンデミック SARS-CoV-2は遺伝子改変されたウイルスなので、このパンデミックは人災だ。ウイルスの塩基配列の解読では、自然発生である可能性は非常に低く、人為的に改変された、とするのが最も納得…

バンデン・ボッシュ博士の公開書簡2通目:オミクロン株流行で人類は真の集団免疫を獲得する

オミクロン株は新型コロナウイルスの弱毒化生ワクチンとみなすことができる。生ワクチンでは、ウイルス全体に対する免疫ができるため、新たな変異株に対しても効果がある。オミクロン株流行の結果、真の集団免疫が得られるであろう。

オミクロン株:人工ウイルスの可能性(続き)

3つの自然発生説と人工ウイルス説について説明した。齟齬なくオミクロン株の起源を説明できる仮説はない。

オミクロン株:人工ウイルスの可能性

オミクロン株のスパイクタンパク質には32個の変異が入っているが、アミノ酸配列を変えない変異(synonimous mutation)は1個だけである。自然発生とすれば頻度が低すぎるため人工的な遺伝子改変の可能性が高い。ただし変異配列設計方法は不明である。

オミクロン株の疑問点

WHOは、2021年11月26日にSARS-CoV-2 B.1.1.529株をVariant of concern (VOC)(「懸念のある変異株」)に指定し、オミクロン株(, Omicron)と命名した。B.1.1.529株は2021年11月11日に発見され、全ゲノム配列が100個体分得られている。…

COVID-19:ワクチン非接種者への非難は正当化できない(英ランセット誌)

ランセット誌に、漸く非ワクチン接種者に対する非難は不当である、という記事がでた。

ノーマン・フェントン教授の分析:ワクチンの効果は統計処理上の幻影か?

ワクチン接種が進んでいる状況では、死亡率の報告がワクチン接種の報告よりも1週間遅れるだけで、見かけ上ワクチン非接種者の死亡率が増大しているように見える。

新型コロナウイルス経口薬:モルヌピラビルとPF-07321332の作用部位

新型コロナウイルスの経口薬としてはファビピラビル(アビガン)、モルヌピラビル 、PF-07321332があるが、共通して作用部位はウイルスのRNAポリメラーゼである。

バンデン・ボッシュ博士のブースター接種に関する見解:重症化抑制はワクチン本体ではなくアジュバントの効果である

バンデン・ボッシュ博士は、重症化抑制はワクチン本体、つまりRNAがつくるワクチンのスパイク蛋白ではなく、ワクチンに含まれるアジュバント(免疫増強剤)の効果だ、としている。

生物学医学における情報収集;新型コロナウイルスでの問題点

新型コロナウイルスについて様々な情報で社会は混乱しているが、科学のプロフェッショナルからすると、そもそも短い期間で正確な情報を得ることはほとんど不可能だ。

COVID-19 ファイザーワクチン:ブースター接種に関するFDAとCDCの見解

ファイザーワクチンのブースター接種に対するFDAとCDCの見解をまとめた。どちらも65歳以上あるいは18−64歳で重症化リスクが高いか医療従事者等罹患リスクが高い者が対象、という結論である。

バンデン・ボッシュ博士の警告に関する見解:ワクチン接種は予防的治療と捉えるのが適切

新型コロナウイルスワクチンは、感染防止はできないことが判明してきている。ただし重症化抑制効果はあるので、ワクチン接種は予防的治療と捉えるべきだ。博士の主張のように凶悪なウイルスが最終的に出現する可能性は、低いとは思うが、否定できない。

バンデン・ボッシュ博士の公開書簡:パンデミック下の大規模ワクチン接種の危険性を指摘

パンデミック下の大規模ワクチン接種はワクチン耐性の変異株をつくり、拡大する為避けるべきである。イスラエルの現状(現在感染率世界1位)の現状を鑑みると、バンデン・ボッシュ博士の警告は正しいようだ。

新型コロナウイルス デルタ株 〜 英国における症例対照研究

デルタ株に関するスコットランドとイングランドの症例対照研究では、ワクチンはアルファ株よりも劣るが、感染防御の効果がある。重症化リスクはアルファ株よりも高い可能性が示唆されている。

新型コロナウイルス 〜 超過死亡の季節変動

新型コロナウイルスの社会に与える影響を判断する確実な指標は超過死亡である。原因は明らかにはできないが、2020年と2021年春期の超過死亡は、米国で減少傾向、英国で消失している。なお、日本では超過死亡はない。

新型コロナウイルス 〜 遺伝子改変の痕跡

新型コロナウイルスは武漢研究所から流出したものだが、遺伝子改変の明確な痕跡が遺伝子配列に認められる。

新型コロナウイルス変異株に対するファイザーワクチンの効果

南アフリカ株にたいするファイザーワクチンの感染に対する有効率はやや低いが、重症化に対する有効率は十分高い。現時点では変異株に対応できている。

新型コロナウイルス 〜 死亡統計と開発者によるワクチン批判

超過死亡は米国で17万3300人、英国で8万5000人だが、日本では認められない。現在のワクチンは緊急使用許可の段階で承認はされていない。ワクチン開発のエキスパートが指摘した潜在的危険性と死亡統計の兼合いでワクチン使用方針を決めるべきだ。

新型コロナウイルスRNAワクチン:ファイザー BNT162b2

RNAワクチンは免疫原性抑制のため修飾塩基を使用、デリバリーのためのLNPはpHによって陽イオン化する脂質を利用している。BNT162b2は第III相試験で有効率95%という良好な成績をあげた。

新型コロナウイルスPCR検査: Ct値と検体種について

新型コロナウイルスPCR検査のCt値と発症後経過時間及び感染力との関係についての調査研究を紹介する。また検体種によってウイルス検出率が異なるが、鼻咽腔綿棒採取方式はまずまずの検出率である。

ヒト免疫不全ウイルス

ヒト免疫不全ウイルスは後天性免疫不全症候群 (Acquired immunodeficiency syndrome, AIDS) の病因で、CD4陽性細胞に感染し破壊する。リンパ球(ヘルパーT細胞)、単核球、マクロファージがCD4陽性である。

新型コロナウイルス:ワクチンの種類、臨床試験と承認審査の現状

ワクチンには3種類のアプローチがある:ウイルスの接種;ウイルスの部品の接種;ウイルスの部品(スパイク蛋白)を人体の中でつくる。最終臨床試験と規制の現状についてもまとめた。

新型コロナウイルス禍によりがんの発見と手術が遅れるため、がんによる死亡が増加する

新型コロナウイルスのために一般医療が妨げられている。大きな原因は2つあって、ひとつは人々が感染を恐れて医療機関を受診しなくなること。もう一つは新型コロナウイルスに対応するために、医療機関の負担が増大し、一般の医療があとまわしになっているこ…

インフルエンザウイルス 〜 構造とワクチン、生活環と治療薬の関係

インフルエンザAウイルスのワクチンにはウイルス表面のスパイク蛋白質、すなわちヘマグルチニンとノイラミニダーゼ、のサブタイプが重要である。抗インフルエンザ薬はウイルス生活環の特定箇所を障害する。タミフルはノイラミニダーゼ阻害剤である。