精密医療電脳書

分子標的薬 コンパニオン診断 リキッドバイオプシー 肺がん 乳がん ウイルス

天橋立 〜 傘松公園と天橋立ビューランド

天橋立には傘松公園と天橋立ビューランドの2ヶ所の展望所がある。撮った写真を地図と合わせてみた。

新型コロナウイルスRNAワクチン:ファイザーBNT162b2

RNAワクチンは免疫原性抑制のため修飾塩基を使用、デリバリーのためのLNPはpHによって陽イオン化する脂質を利用している。BNT162b2は第III相試験で有効率95%という良好な成績をあげた。

他の演奏家のシューベルト演奏

他の演奏家の演奏(シューベルト即興曲集作品90)を紹介します。 現在の演奏家ではマリア・ジョアン・ピリス Maria João Pires(1944−)が叔母と似たスタイルの演奏をしています。こちらのほうがマイルドです。作品90−4は21分40秒からです。 ww…

新型コロナウイルスPCR検査: Ct値と検体種について

新型コロナウイルスPCR検査のCt値と発症後経過時間及び感染力との関係についての調査研究を紹介する。また検体種によってウイルス検出率が異なるが、鼻咽腔綿棒採取方式はまずまずの検出率である。

藤村るり子 シューベルト演奏

最近 YouTube 「おすすめ」でブレークしました。シューベルト 即興曲 op. 90-4。

Come in sight

”come in sight”は日本語にすると「見えてくるもの」という意味です。 何かをじっとみていると人の顔のように見えてくることはありませんか。例えば月のクレーター。じっと見ているとうさぎにみえたり、女の人の横顔にみえたり。

血中腫瘍DNAのPCR増幅:デジタルPCRの応用

通常PCRによる遺伝子検査ではリアルタイムPCRを用いる。しかしリキッドバイオプシーでの標準はデジタルPCRである。リキッドバイオプシーでは微量の変異を検出する必要があり、リアルタイムPCRの感度では不十分なためである。

EGFR希少変異群:エクソン19欠失、L858R以外の変異

肺癌のEGFR変異には頻度の低い変異があるが、EGFR-TKIの世代によって治療効果が異なる。アファチニブは主要変異とほぼ同等の効果がある。

コーヒーのがん抑制効果

最近大腸がん患者についてがんの進行とコーヒー摂取の関連性について2つの研究が発表された。どちらの研究でもコーヒー摂取により病勢の進行を軽減する効果があった。

KRAS阻害剤:AMG510(sotorasib)

ようやくAMG510(一般名 sotorasib)を初めとする実臨床で使用できるKRAS阻害剤が現れた。これらの阻害剤はKRAS G12Cの置換したシステインと阻害剤のジスルフィド結合を利用している。従って他の変異には対応できない。

時空間再現装置

21世紀(〜2020年まで)の最大の発明は、iphone等ではなくタイムドメインスピーカーだ、と考えている。スピーカーの範疇を超えた音の再現力があり、時空間再現装置と呼んだほうがよい。 奈良先端科学技術大学院大学に隣接して高山サイエンスプラザとい…

ピロリ菌除菌の効果

胃粘膜は、萎縮性胃炎から腸上皮化生に進行し胃癌に至る、と考えられている。ピロリ菌Helicobacter Pyroliはこの過程を促進する。最近韓国とコロンビアのピロリ菌除菌の効果に関する報告があった。

オペラへの関心

自分に褒美、ということなら、特別な出費が必要な買い物、食事、旅行といったところではないだろうか。ただし自身は高価な出費は、よく考えた後決心するので、褒美という感覚で行うことはあまりない。しかし全くないか、というとそうでもない。以前の記事に…

分子バーコードによる分子数計測:バーコード内エラー処理

分子バーコードによる分子数計測の説明がわかりにくい、という指摘があったので、別の説明を試みた。

ヒト免疫不全ウイルス

ヒト免疫不全ウイルスは後天性免疫不全症候群 (Acquired immunodeficiency syndrome, AIDS) の病因で、CD4陽性細胞に感染し破壊する。リンパ球(ヘルパーT細胞)、単核球、マクロファージがCD4陽性である。

診断の統計学的性質

患者の臨床因子は確率論的に挙動するが、診断は決定論的である。すなわち決定論的に予測された挙動を取らない患者が必ず存在する。

DNAミスマッチ修復と腫瘍変異負荷:免疫チェックポイント阻害剤の効果予測因子

DNAミスマッチ修復異常と腫瘍変異負荷は免疫チェックポイント阻害剤の効果予測因子である。KEYNOTE-158は、大腸癌以外の固形癌についてペンブロリズマブについてこれらの予測因子を評価した。試験結果に基づき追加適応が米国承認されている。

第61回日本肺癌学会学術集会関連情報 〜 肺がんコンパクトパネル、GM管

第61回日本肺癌学会学術集会出の発表演題の関連情報を掲載します。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker

第58回大阪国際フェスティバル2020 ワレリー・ゲルギエフ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 日時:2020年11月6日(金)19:00開演(18:00開場) 会場:フェスティバルホール 指揮:ワレリー・ゲルギエフ 独奏:堤剛(チェロ) デニス・マツーエフ(…

がん薬物療法における精密医療の役割

奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス領域「がん生物学シリーズ」講義補助資料。がん薬物療法における遺伝子情報の役割について説明します。固形がんでは、とくに肺がんと乳がんで遺伝子情報が治療方針決定に重要です。

アイキャッチ画像 〜 エヴァンゲリオン風

初版(2020年8月1日) ドメインを precision-medicine.jp に変更したので、ブログ専用アイキャッチ画像も自前のものを用意しよう、と考えた。私のブログ記事では多くの画像を使っているが、ネット上の学術雑誌から取ってきたものが多い。学術雑誌は従…

ROS1融合遺伝子陽性肺癌とその治療薬:クリゾチニブ、ロルラチニブ、エヌトレクチニブ

ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺癌にはクリゾチニブが用いられてきた。新しい薬剤であるロルラチニブとエヌトレクチニブはクリゾチニブと異なり、中枢神経系への浸透がよい。最新の融合遺伝子のリストも掲載する。

次世代シークエンサー:精密医療・ゲノム医療の必須技術

精密医療やゲノム医療では遺伝子検査パネルを使いますが、これは次世代シークエンサーを使う検査です。次世代シークエンサーはヒトゲノムの全遺伝情報を一度に決定できる強力な技術で、現在のバイオサイエンスにとって必須の技術です。

リキッドバイオプシーによる早期診断の可能性: PSAスクリーニングとの感度比較

リキッドバイオプシーによる早期診断については大規模な研究はまだ少ないが、現在得られるデータからでもある程度有用性を推測できる。検出感度を既存の代表的な血液マーカーである PSAと比較したが、PSAの感度に及ばなかった。

銘酒誕生物語

全国各地の地酒を作る蔵元の中で、独自の方法で銘酒を造る蔵元、特に若い蔵元を紹介する21回のシリーズ。スペシャルは現在の日本酒製造のトレンドを創始した高木酒造の15代目蔵元の紹介である。

乳癌内分泌療法:抗エストロゲン薬、LH-RHアゴニスト、アロマターゼ阻害剤

ホルモン受容体陽性乳癌はエストロゲン依存して進行する。そのためにエストロゲンの働きを障害する内分泌療法を行う。治療薬には抗エストロゲン薬、LH-RHアゴニスト製剤、アロマターゼ阻害剤がある。閉経前後で治療法が異なる。

非重複統合リード塩基配列決定システム:non-overlapping integrated read sequencing system (NOIR-SS)

血中腫瘍DNAの塩基配列決定のために作った技術で、複数の遺伝子を同時解析可能である。特長:1)アダプタープライマーと一つの遺伝子特異的プライマーでPCR増幅する(anchored PCR);2)分子バーコード内のエラー処理。

肺癌遺伝子検査に関する基本的な見解

肺癌遺伝子検査パネルとリキッドバイオプシーに関する現在の見解を述べる。

イギリス紅茶とチョコレート菓子

NHK が研究室に取材に来たとき、私の机の上にはマシュマロが置いてあった。スタッフの人に「これ置いておいて大丈夫ですか?」と尋ねたところ、「大丈夫です」という答えであった。てっきり編集のときにカットしてくれるのか、と思いきや、実際に放映された…

分子バーコード技術:バーコードに入ったエラーの処理

分子バーコード技術は次世代シークエンサーのエラーを激減させる決定的な技術であるが、バーコード内にもエラーが入る、という原理的な問題を抱えている。解決法には限定数のバーコード・セットを作成する方法と3種類の塩基でバーコードを作る方法がある。