現時点で出版されている論文をまとめた。
Bing AIとBardでは明確に性能が異なる。Bing AIは専門家的で、会話スタイルの選択で見解の保守性、先進性が異なってくる。Bardは一般人の考え方をする。
肺がんコンパクトパネルの論文がDiagnostics誌に掲載された。本論文以外にこれまで発表された関連論文をまとめた。
すでに大手検査会社3社経由で肺がんコンパクトパネルの検体受付が始まっている。
肺がんコンパクトパネルが2023年2月13日に保険適用になり、検査サービスが開始されることになった。
肺がんコンパクトパネルの細胞診検体応用が注目されているが、FFPE検体についても技術的な工夫が施されている。
肺がんコンパクトパネルの論文をプレプリント・サーバー medRxiv へアップロードしました。
自身の研究開発の現状について説明した。EGFRリキッドは保険収載が完了、肺がんコンパクトパネルの開発も順調である。
分子バーコードによる分子数計測の説明がわかりにくい、という指摘があったので、別の説明を試みた。
第61回日本肺癌学会学術集会出の発表演題の関連情報を掲載します。
リキッドバイオプシーによる早期診断については大規模な研究はまだ少ないが、現在得られるデータからでもある程度有用性を推測できる。検出感度を既存の代表的な血液マーカーである PSAと比較したが、PSAの感度に及ばなかった。
血中腫瘍DNAの塩基配列決定のために作った技術で、複数の遺伝子を同時解析可能である。特長:1)アダプタープライマーと一つの遺伝子特異的プライマーでPCR増幅する(anchored PCR);2)分子バーコード内のエラー処理。
肺癌遺伝子検査パネルとリキッドバイオプシーに関する現在の見解を述べる。
分子バーコード技術は次世代シークエンサーのエラーを激減させる決定的な技術であるが、バーコード内にもエラーが入る、という原理的な問題を抱えている。解決法には限定数のバーコード・セットを作成する方法と3種類の塩基でバーコードを作る方法がある。
初期のオシメルチニブの適応である第1及び第2世代EGFR-TKI治療後T790M陽性非小細胞肺癌患者では、T790M変異検査が重要であった。T790Mをリキッドバイオプシーで検査する場合、最も成功率が高いタイミングはPD後約3ヶ月であった。
血中腫瘍DNA(ctDNA)量は腫瘍負荷と相関することが知られており、EGFR-TKI治療患者の病態の正確な把握に利用できる可能性がある。2010年代前半に行った観察研究では治療薬の効果判定には有用だが、耐性獲得予測は難しい、という結果だった。
EGFRリキッドは、国産初のリキッドバイオプシー検査システムで、肺がん患者のための治療薬 EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)の適応患者決定に用いる。2020年7月31日に承認された。EGFRリキッド概要と詳細解説ページヘのリンクを掲載する。
EGFRリキッドの臨床性能(臨床検体を用いた検査性能)は、血漿検体と生検検体の相関性試験と、肺癌組織を用いたPNA-LNA PCRクランプ法との相関性試験で評価を行った。
2020年3月の寄附講座終了に伴い、研究内容に関する情報をこのブログへ移動します。主な研究テーマ;1.非侵襲性個別化医療、2.高精度塩基配列決定技術の開発、3.肺癌用高感度遺伝子検査パネルの開発。
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