抗体薬物複合体 Antibody Drug Conjugate は、この2−3年急速に市場に現れてきた新しいタイプの抗がん剤だ。日本にとって重要なのは、第一三共が高い技術を持っている点で、トラスズマブ デルクステカンも第一三共により開発された。
10年前の6月に米国最高裁が有名なミリアッド裁判の判決を下し、その結果遺伝子特許は事実上無効となった。この特許無効化がなければ、現在の遺伝子検査の興隆はなかった。
KRAS G12C阻害剤は、TKIと比較すると現時点では効果はほどほどだが、化学療法との併用や新規薬剤など新しい可能性を示唆する研究が現れている。
ペンブロリズマブの術前補助療法への使用は有効だが、オシメルチニブの方は効果が少ない。大規模試験の結果が待たれる。
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