COAST第II相試験は、デュルバルマブdurvalumabとオレクルマブoleclumabあるいはモナリズマブmonalizumab併用とデュルバルマブ単剤の比較で、併用療法の優位が示唆された。
現時点(2022年5月)での個人的な見解をまとめた。 パンデミック SARS-CoV-2は遺伝子改変されたウイルスなので、このパンデミックは人災だ。ウイルスの塩基配列の解読では、自然発生である可能性は非常に低く、人為的に改変された、とするのが最も納得…
アテゾリズマブは術後補助療法において明らかに無病生存期間の延長する。とくにPDL-1 50%以上の患者で奏効率が高い。EGFR変異の有無は影響なさそうだ。
新型コロナウイルスとウクライナ侵攻により社会は激変した。グローバル経済とドル基軸通貨制は崩壊し、新しい経済体制に移行すると思われる。最近各国が行っている経済抑制政策は、新しい経済体制へ移行のために必要なステップかもしれない。
新たに開発されたstrand displacement polymeraseを用いたローリングサークル増幅に基づく高精度塩基配列決定法。Duplex sequencing の原理を応用している。
自分で研究上の情報収集では、情報の真偽について常時注意を払うが、一般社会で起こっていることは、ニュースサイトやTVの真偽は気にせず、だいたいは正しい、と考えてきた。もちろんときどき間違っていることもあるが、量としては少ないので、とくに注意し…
2022年4月時点での非小細胞肺癌の精密医療、すなわち治療薬選択アルゴリズムを記した。
204の国・地域のがんの発症と死亡が2010年から2019年にかけて、両者とも増加傾向にある。社会開発状況をみると途上国で増加傾向がより強い。
ロシアのウクライナ侵攻後の西側の経済制裁発動後、ドル覇権の凋落が始まった。ウクライナ侵攻の直接の影響よりも、ドル基軸通貨制の崩壊の方が世界にずっと大きな影響を与えるだろう。 どの国も予期しない大きな為替変動に対応するため外貨が必要である。他…
ロシアのウクライナ侵攻には、政治・軍事と経済の2つの戦線があり、経済戦線の趨勢は市民生活に直接影響を与える。この戦争で対峙しているのは誰だろうか? ロシア側はプーチン政権だが、政治・軍事の戦線で対峙するのは、ウクライナ政府ではなく米国政府、…
血中腫瘍DNAの検出に腫瘍特異的遺伝子変異ではなく遊離DNA断片長に注目した診断法である。極めた単純で初歩的な技術を使っている点が興味深い。
NATO加盟問題やウクライナの通常兵力などは緊急の問題ではないため、生物兵器など別の問題があったのではないか。侵攻開始とG7のロシア外貨準備凍結により、現在の国際金融経済システムは崩壊してしまった。ロシアは意図的に狙っていた可能性がある。
周りを見ているとコーヒーを愛飲する人が多いが、私は完全な紅茶派だ。ただ嗜好品に多大な労力を注ぐことはなく、簡便な方法を工夫している。紅茶の中ではアールグレイは特別で、普通の紅茶は和菓子には向かないが、アールグレイは和菓子でも楽しめるし、ま…
水谷豊の相棒20第14話「ディアボロス」を見て、ハスキルとコルトーのエピソードを思い出した。クラシック音楽に関係した最も悲しいエピソードだ。 アルフレッド・コルトー(左)、クララ・ハスキル(右)。 クララ・ハスキル(Clara Haskil, 1895 - 1960…
ネオがみる、機械がつくる仮想現実の世界。ネオは背後にあるアルゴリズムの動きを把握できる。マトリックス(1999)より。 マトリックス ・レザレクションズは2021年12月17日に公開されたマトリックス3部作(1999−)の続編だ。マトリックス…
オミクロン株は新型コロナウイルスの弱毒化生ワクチンとみなすことができる。生ワクチンでは、ウイルス全体に対する免疫ができるため、新たな変異株に対しても効果がある。オミクロン株流行の結果、真の集団免疫が得られるであろう。
3つの自然発生説と人工ウイルス説について説明した。齟齬なくオミクロン株の起源を説明できる仮説はない。
オミクロン株のスパイクタンパク質には32個の変異が入っているが、アミノ酸配列を変えない変異(synonimous mutation)は1個だけである。自然発生とすれば頻度が低すぎるため人工的な遺伝子改変の可能性が高い。ただし変異配列設計方法は不明である。
最近ショパンコンクールが行われ日本人が2名入賞した、ということで話題になったが、私は興味がなかった。私の家内は非常に興味を持っていて、コンクールのほぼすべての演奏をきいていた。彼女の話では、本コンクールから審査基準が大きく変更されたそうで…
科学の本質についていろいろな議論があるが、予測 predicdtion こそが科学の本質である、という見解がある。予測能の検証試験は機械学習の分野で定式化されている:学習セットと呼ぶデータで予測システムを造り、それを検証セットと呼ぶデータで検証する。こ…
WHOは、2021年11月26日にSARS-CoV-2 B.1.1.529株をVariant of concern (VOC)(「懸念のある変異株」)に指定し、オミクロン株(, Omicron)と命名した。B.1.1.529株は2021年11月11日に発見され、全ゲノム配列が100個体分得られている。…
ランセット誌に、漸く非ワクチン接種者に対する非難は不当である、という記事がでた。
TVのバラエティ番組は殆ど見ないが「乃木坂工事中」は例外で、日曜日の真夜中にいつも見ている。普通の女の子による時間がのんびりと流れていくのが面白い。彼女たちの音楽には興味がなかったが、ある日Youtubeで聴いて素敵な曲が多くてびっくりした。特に気…
ワクチン接種が進んでいる状況では、死亡率の報告がワクチン接種の報告よりも1週間遅れるだけで、見かけ上ワクチン非接種者の死亡率が増大しているように見える。
展示会 「クラスルーム ―リトグラフを学ぶ、リトグラフから学ぶ―」 ギャラリー恵風 2021年11月4日(木)~11月14日(日)
新型コロナウイルスの経口薬としてはファビピラビル(アビガン)、モルヌピラビル 、PF-07321332があるが、共通して作用部位はウイルスのRNAポリメラーゼである。
バンデン・ボッシュ博士は、重症化抑制はワクチン本体、つまりRNAがつくるワクチンのスパイク蛋白ではなく、ワクチンに含まれるアジュバント(免疫増強剤)の効果だ、としている。
新型コロナウイルス感染症にはインフルエンザ等と異なり、厄介な長期の後遺症がある。2021年10月6日に漸くWHOがその疾患概念を示した。
肺がんコンパクトパネルの論文をプレプリント・サーバー medRxiv へアップロードしました。
新型コロナウイルスについて様々な情報で社会は混乱しているが、科学のプロフェッショナルからすると、そもそも短い期間で正確な情報を得ることはほとんど不可能だ。
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