精密医療電脳書

分子標的薬 コンパニオン診断 リキッドバイオプシー 肺がん 乳がん ウイルス

肺癌の精密医療 2022:遺伝子情報による治療薬選択

2022年4月時点での非小細胞肺癌の精密医療、すなわち治療薬選択アルゴリズムを記した。

GBD2019 〜 がんの発症・死亡の増加率は途上国の方が大きい

204の国・地域のがんの発症と死亡が2010年から2019年にかけて、両者とも増加傾向にある。社会開発状況をみると途上国で増加傾向がより強い。

ロシア経済制裁によるドル基軸通貨制の崩壊

ロシアのウクライナ侵攻後の西側の経済制裁発動後、ドル覇権の凋落が始まった。ウクライナ侵攻の直接の影響よりも、ドル基軸通貨制の崩壊の方が世界にずっと大きな影響を与えるだろう。 どの国も予期しない大きな為替変動に対応するため外貨が必要である。他…

ロシア・ウクライナ侵攻:対立の構図 〜 ロシア・プーチン政権 vs 米国ネオコンとそのスポンサー

ロシアのウクライナ侵攻には、政治・軍事と経済の2つの戦線があり、経済戦線の趨勢は市民生活に直接影響を与える。この戦争で対峙しているのは誰だろうか? ロシア側はプーチン政権だが、政治・軍事の戦線で対峙するのは、ウクライナ政府ではなく米国政府、…

血中遊離DNAの断片長分布から乳癌術前化学療法の奏功性を予測する

血中腫瘍DNAの検出に腫瘍特異的遺伝子変異ではなく遊離DNA断片長に注目した診断法である。極めた単純で初歩的な技術を使っている点が興味深い。

ロシア・ウクライナ侵攻の目的:生物兵器と国際金融経済システムの破壊

NATO加盟問題やウクライナの通常兵力などは緊急の問題ではないため、生物兵器など別の問題があったのではないか。侵攻開始とG7のロシア外貨準備凍結により、現在の国際金融経済システムは崩壊してしまった。ロシアは意図的に狙っていた可能性がある。

紅茶を楽しむ個人的方法 〜 アールグレイ

周りを見ているとコーヒーを愛飲する人が多いが、私は完全な紅茶派だ。ただ嗜好品に多大な労力を注ぐことはなく、簡便な方法を工夫している。紅茶の中ではアールグレイは特別で、普通の紅茶は和菓子には向かないが、アールグレイは和菓子でも楽しめるし、ま…

ハスキルとコルトー

水谷豊の相棒20第14話「ディアボロス」を見て、ハスキルとコルトーのエピソードを思い出した。クラシック音楽に関係した最も悲しいエピソードだ。 アルフレッド・コルトー(左)、クララ・ハスキル(右)。 クララ・ハスキル(Clara Haskil, 1895 - 1960…

メディアとSNSがつくる仮想現実の世界 〜 マトリックス新作の意義

ネオがみる、機械がつくる仮想現実の世界。ネオは背後にあるアルゴリズムの動きを把握できる。マトリックス(1999)より。 マトリックス ・レザレクションズは2021年12月17日に公開されたマトリックス3部作(1999−)の続編だ。マトリックス…

バンデン・ボッシュ博士の公開書簡2通目:オミクロン株流行で人類は真の集団免疫を獲得する

オミクロン株は新型コロナウイルスの弱毒化生ワクチンとみなすことができる。生ワクチンでは、ウイルス全体に対する免疫ができるため、新たな変異株に対しても効果がある。オミクロン株流行の結果、真の集団免疫が得られるであろう。

オミクロン株:人工ウイルスの可能性(続き)

3つの自然発生説と人工ウイルス説について説明した。齟齬なくオミクロン株の起源を説明できる仮説はない。

オミクロン株:人工ウイルスの可能性

オミクロン株のスパイクタンパク質には32個の変異が入っているが、アミノ酸配列を変えない変異(synonimous mutation)は1個だけである。自然発生とすれば頻度が低すぎるため人工的な遺伝子改変の可能性が高い。ただし変異配列設計方法は不明である。

スヴャトスラフ・リヒテル(1915−1997)

最近ショパンコンクールが行われ日本人が2名入賞した、ということで話題になったが、私は興味がなかった。私の家内は非常に興味を持っていて、コンクールのほぼすべての演奏をきいていた。彼女の話では、本コンクールから審査基準が大きく変更されたそうで…

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「メッセージ(原題 Arrival)」:「未来の記憶」の物語

科学の本質についていろいろな議論があるが、予測 predicdtion こそが科学の本質である、という見解がある。予測能の検証試験は機械学習の分野で定式化されている:学習セットと呼ぶデータで予測システムを造り、それを検証セットと呼ぶデータで検証する。こ…

オミクロン株の疑問点

WHOは、2021年11月26日にSARS-CoV-2 B.1.1.529株をVariant of concern (VOC)(「懸念のある変異株」)に指定し、オミクロン株(, Omicron)と命名した。B.1.1.529株は2021年11月11日に発見され、全ゲノム配列が100個体分得られている。…

COVID-19:ワクチン非接種者への非難は正当化できない(英ランセット誌)

ランセット誌に、漸く非ワクチン接種者に対する非難は不当である、という記事がでた。

乃木坂46:クラシック音楽ファンの観察

TVのバラエティ番組は殆ど見ないが「乃木坂工事中」は例外で、日曜日の真夜中にいつも見ている。普通の女の子による時間がのんびりと流れていくのが面白い。彼女たちの音楽には興味がなかったが、ある日Youtubeで聴いて素敵な曲が多くてびっくりした。特に気…

ノーマン・フェントン教授の分析:ワクチンの効果は統計処理上の幻影か?

ワクチン接種が進んでいる状況では、死亡率の報告がワクチン接種の報告よりも1週間遅れるだけで、見かけ上ワクチン非接種者の死亡率が増大しているように見える。

クラスルーム ―リトグラフを学ぶ、リトグラフから学ぶ―

展示会 「クラスルーム ―リトグラフを学ぶ、リトグラフから学ぶ―」 ギャラリー恵風 2021年11月4日(木)~11月14日(日)

新型コロナウイルス経口薬:モルヌピラビルとPF-07321332の作用部位

新型コロナウイルスの経口薬としてはファビピラビル(アビガン)、モルヌピラビル 、PF-07321332があるが、共通して作用部位はウイルスのRNAポリメラーゼである。

バンデン・ボッシュ博士のブースター接種に関する見解:重症化抑制はワクチン本体ではなくアジュバントの効果である

バンデン・ボッシュ博士は、重症化抑制はワクチン本体、つまりRNAがつくるワクチンのスパイク蛋白ではなく、ワクチンに含まれるアジュバント(免疫増強剤)の効果だ、としている。

新型コロナウイルス後遺症:Post-COVID-19 conditionに関するWHOの定義

新型コロナウイルス感染症にはインフルエンザ等と異なり、厄介な長期の後遺症がある。2021年10月6日に漸くWHOがその疾患概念を示した。

肺がんコンパクトパネル 〜 プレプリント・アップロード

肺がんコンパクトパネルの論文をプレプリント・サーバー medRxiv へアップロードしました。

生物学医学における情報収集;新型コロナウイルスでの問題点

新型コロナウイルスについて様々な情報で社会は混乱しているが、科学のプロフェッショナルからすると、そもそも短い期間で正確な情報を得ることはほとんど不可能だ。

COVID-19 ファイザーワクチン:ブースター接種に関するFDAとCDCの見解

ファイザーワクチンのブースター接種に対するFDAとCDCの見解をまとめた。どちらも65歳以上あるいは18−64歳で重症化リスクが高いか医療従事者等罹患リスクが高い者が対象、という結論である。

バンデン・ボッシュ博士の警告に関する見解:ワクチン接種は予防的治療と捉えるのが適切

新型コロナウイルスワクチンは、感染防止はできないことが判明してきている。ただし重症化抑制効果はあるので、ワクチン接種は予防的治療と捉えるべきだ。博士の主張のように凶悪なウイルスが最終的に出現する可能性は、低いとは思うが、否定できない。

バンデン・ボッシュ博士の公開書簡:パンデミック下の大規模ワクチン接種の危険性を指摘

パンデミック下の大規模ワクチン接種はワクチン耐性の変異株をつくり、拡大する為避けるべきである。イスラエルの現状(現在感染率世界1位)の現状を鑑みると、バンデン・ボッシュ博士の警告は正しいようだ。

パワー・インフレーション

据え置き型ゲーム機全盛の時代は、もっぱらゼルダの伝説に熱中していた。スマートフォンのゲームが充実してくると、そちらのほうがどこでもできるので、スマートフォン版のファイナルファンタジーを片端からクリアしてきた。プレイするファイナルファンタジ…

米国における肺癌遺伝子検査の現状

肺癌分子標的薬の種類は徐々に増加しており多遺伝子同時検査が必須になりつつある。ゲノム検査が進んでいる米国では、5つのバイオマーカー(EGFR, ALK, ROS1, BRAF, PDL-1)全部を検査した患者比率は46%、NGSテストは44%であった。

最後にして最初の人類

ヨハン・ヨハンソンJóhann Jóhannssonの映画。原作はオラフ・ステープルドンWilliam Olaf Stapledonで、その抜粋をティルダ・スウィントンTilda Swintonが朗読し、ヨハンソンの映像と音楽が流れる作品である。映像にオーケストラの音楽をつけたシネマ・コン…