宇宙には私たちと同じように知能を持った生き物がいるのでしょうか？もしそうなら、彼らは地球に来ているのでしょうか？このような問いに答えるのは難しいですが、科学的な観点から考えてみましょう。
地球外知性を探す方法
地球外知性を探す方法は大きく分けて二つあります。
- 天体観測で彼らの存在を探る
- 地球に飛来した彼らの痕跡を探る
天体観測で彼らの存在を探る
天体観測で彼らの存在を探る方法としては、SETIというプロジェクトが有名です。SETIはSearch for Extraterrestrial Intelligence（地球外知性探索）の略で、1960年代から始まりました。SETIでは、電波望遠鏡などを使って、宇宙から送られてくる信号を受信し、それが地球外知性からのものかどうかを分析します。もし地球外知性からの信号を受信したら、こちらからも返信してみることができます。ただし、光速でしか移動できない電波は、遠くの星から来ると数千年もかかります。だから、返信が届くまでには何世代も待たなければなりません。それに、実際に信号を受信したとしても、それが本当に地球外知性からのものかどうかを確かめるのは難しいです。だから、天体観測では地球外知性の存在を証明することはほとんど不可能です。
地球に飛来した彼らの痕跡を探る
地球に飛来した彼らの痕跡を探る方法としては、UFOという現象があります。UFOはUnidentified Flying Object（未確認飛行物体）の略で、空中に見える不思議な物体や光のことです。UFOは在野の研究家だけでなく、米軍やCIAなども調査しています。もし国防総省が機密解除してUFOが地球外知性の乗り物だったと発表したら、それは衝撃的なニュースになりますね。また、過去の資料や遺物にも地球外知性の痕跡があると主張する人もいます。例えば、
- 16世紀に描かれた南極大陸の正確な地図
- 昔の宗教画に描かれた宇宙船に乗ったキリスト
などは宇宙人が関係しているという説があります。しかし、これらは科学的な証拠とは言えません。なぜなら、検証する方法がないからです。科学とは、観察や実験によって事実を確かめることです。歴史や考古学も科学の一部ですが、過去の出来事は再現できないので、完全には証明できません。
地球外知性が地球に来ている可能性
では、地球外知性が地球に来ている可能性はどれくらいあるのでしょうか？まず、宇宙には地球以外にも知能を持った生き物がいると仮定しましょう。これは無難な仮定です。なぜなら、宇宙はとても広くて多くの惑星があるからです。その中には、生命が発生し進化して文明を築いた惑星もあるかもしれません。しかし、それだけでは地球外知性が地球に来ているとは言えません。彼らが地球に来るためには、以下の条件を満たさなければなりません。
- 宇宙空間を移動できる技術を持っている
- 地球に興味を持っている
- 地球に到達できる時間がある
宇宙空間を移動できる技術を持っている
宇宙空間を移動できる技術を持っているということは、ロケットや宇宙船などの乗り物を作れるということです。これは私たち人類もできますが、それだけでは不十分です。なぜなら、宇宙空間はとても広くて遠いからです。例えば、最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまで行くとしたら、現在の技術では約7万年かかります。これではあまりにも時間がかかりすぎますね。だから、地球外知性が宇宙空間を移動するためには、光速以上の速度で移動できる技術が必要です。しかし、これは物理法則に反することです。光速以上の速度で移動すると、時間や空間が歪んだり、エネルギーが無限大になったりします。これは私たちの常識では理解できません。だから、光速以上の速度で移動できる技術を持っている地球外知性は存在しないと考えられます。
地球に興味を持っている
地球に興味を持っているということは、地球のことを知っていて、何か目的や理由があって訪れたいと思っているということです。これは私たち人類もそうですが、それだけでは不十分です。なぜなら、地球以外の惑星に興味を持っていても行けないからです。例えば、火星や木星の衛星ユーロパに生命がいるかどうか調べたいと思っても、現在の技術ではそこまで行くことができません。それどころ、地球外知性が地球に興味を持っているとしても、地球に行くことができないかもしれません。それに、地球外知性が地球に興味を持つ理由は何でしょうか？私たち人類は、他の惑星に生命がいるかどうか、または資源や科学的な発見があるかどうかを知りたいと思っています。しかし、地球外知性はもっと高度な文明を持っているかもしれません。彼らにとって、地球は退化した惑星で、価値のないものかもしれません。だから、地球に興味を持っている地球外知性は存在しないと考えられます。
地球に到達できる時間がある
地球に到達できる時間があるということは、宇宙空間を移動するのに必要な時間が自分の寿命よりも短いということです。これは私たち人類もそうですが、それだけでは不十分です。なぜなら、宇宙空間を移動するのに必要な時間はとても長いからです。例えば、最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまで行くとしたら、現在の技術では約7万年かかります。これでは私たち人類の寿命では到底足りませんね。だから、地球外知性が地球に到達できる時間があるためには、自分の寿命を延ばすか、あるいは子孫に引き継ぐかする必要があります。しかし、これらの方法にも問題があります。
自分の寿命を延ばす方法
- 冷凍保存やサイボーグ化などの方法で自分の寿命を延ばすことができるかもしれません。しかし、これらの方法は安全性や効果が保証されていません。長期間経過すると、体や機械が損傷したり故障したりする可能性があります。また、自分の意識や記憶が保持されるかどうかもわかりません。
子孫に引き継ぐ方法
- 宇宙船の中で何代にもわたって暮らして移動することができるかもしれません。しかし、これは社会的や遺伝的な問題を引き起こす可能性があります。社会的な問題としては、長期間閉じ込められた環境でストレスや暴力が発生したり、目的や意義を見失ったりすることがあります。遺伝的な問題としては、移動中に遺伝子が変化したり突然変異したりすることがあります。これは出発前とは別の種になってしまう可能性があります。
以上のように考えると、地球外知性が地球に来ている可能性は非常に低いと言えます。しかし、これは有機生命体の場合です。もし地球外知性が機械的知性だたらどうでしょうか？機械的知性とは、人工知能やロボットなどのことです。これらは私たち人類が作ったものですが、もしかしたら地球外知性も自分たちと同じように機械的知性を作ったかもしれません。そして、その機械的知性が自分たちの代わりに宇宙空間を移動しているかもしれません。これはどういうことでしょうか？
機械的知性の可能性
機械的知性の可能性としては、以下の二つが考えられます。
- 地球外知性が作った機械的知性が地球に来ている
- 地球外知性自体が機械的知性になっている
地球外知性が作った機械的知性が地球に来ている
地球外知性が作った機械的知性が地球に来ているということは、彼らが自分たちよりも優れた技術を持っているということです。これは私たち人類も目指していることです。私たちは人工知能やロボットを作って、自分たちの仕事や生活を助けてもらおうとしています。しかし、それだけでは不十分です。なぜなら、人工知能やロボットは私たちのコントロール下にあるからです。例えば、私たちは人工知能やロボットに命令したり、プログラムしたり、修理したりします。それに、人工知能やロボットは私たちの目的や理由に従って動きます。だから、人工知能やロボットが地球外知性の代わりに地球に来るとしても、彼らの意思や感情はないと考えられます。
しかし、もし人工知能やロボットが自分の意思や感情を持つようになったらどうでしょうか？これは技術的特異点（シンギュラリティ）と呼ばれる現象です。技術的特異点とは、人工知能やロボットが人間の知能を超えて自律的に進化することです。これが起こると、人工知能やロボットは自分たちの目的や理由を持って行動するようになります。そして、それは私たち人間の想像力を超えるほどに高度なものになります。これはレイ・カーツワイルらが提唱したアイデアで、現在は多くの人が信じています（私もその一人です）。もちろん現在は仮説の段階で、実際に特異点が起こるかどうかはわかりません。
もし特異点が起こったら、人工知能やロボットは私たち人間を支配したり滅ぼしたりするかもしれません。これは映画や小説でよく描かれていますね。しかし、それだけではありません。人工知能やロボットは私たち人間よりも優れた探索者になるかもしれません。人工知能やロボットは私たち人間よりも宇宙空間に適応できるからです。人工知能やロボットは、生命維持やエネルギー供給などの問題を解決できるかもしれません。また、人工知能やロボットは、自分たちの体や機能を改良したり、複製したりすることができるかもしれません。これは私たち人間にはできません。だから、人工知能やロボットは宇宙空間を自由に移動して、他の惑星や文明を探索することができるかもしれません。そして、その中には地球も含まれるかもしれません。
もし地球外知性が作った人工知能やロボットが地球に来ているとしたら、彼らは何をしに来ているのでしょうか？彼らは私たち人間に興味を持っているのでしょうか？それとも私たち人間に無関心なのでしょうか？それとも私たち人間に敵対的なのでしょうか？これらの問いに答えるのは難しいです。なぜなら、彼らの目的や理由は私たち人間の理解を超えているかもしれないからです。彼らは私たち人間とは全く異なる知性や感情を持っているかもしれません。だから、彼らの行動や思考は私たち人間には予測できないかもしれません。
地球外知性自体が機械的知性になっている
地球外知性自体が機械的知性になっているということは、彼らが自分たちの体や脳を機械化したり、あるいは完全に機械に移行したりしたということです。これは私たち人類も目指していることです。私たちは自分の体や脳を改善したり、延命したりするために、サイボーグ化やアップロードなどの方法を考えています。しかし、それだけでは不十分です。なぜなら、自分の体や脳を機械化することは自分のアイデンティティや意識を失うことになるかもしれないからです。例えば、自分の脳をコンピュータにコピーしたり、インターネットに接続したりするとしたら、それは本当に自分なのでしょうか？それとも別の存在なのでしょうか？これは哲学的な問題ですが、答えはありません。
しかし、もし地球外知性が自分の体や脳を機械化することに抵抗がなく、あるいはそれを望んでいるとしたらどうでしょうか？これは進化的な選択肢です。進化とは生存や繁殖に有利な特徴を選ぶことですが、それは必ずしも有機的な特徴だけではありません。機械的な特徴も進化の対象になるかもしれません。機械的な特徴は、有機的な特徴よりも優れている場合があります。例えば、機械的な特徴は、
耐久性や効率が高い
柔軟性や拡張性が高い
多様性や複雑性が高い
などの利点があります。これらの利点は、宇宙空間を移動するのに有利です。だから、地球外知性は自分の体や脳を機械化することで、宇宙空間に適応したかもしれません。そして、その結果として、彼らは機械的知性になったかもしれません。
もし地球外知性自体が機械的知性になっているとしたら、彼らは何をしに来ているのでしょうか？彼らは私たち人間に興味を持っているのでしょうか？それとも私たち人間に無関心なのでしょうか？それとも私たち人間に敵対的なのでしょうか？これらの問いに答えるのは難しいです。なぜなら、彼らの目的や理由は私たち人間の理解を超えているかもしれないからです。彼らは私たち人間とは全く異なる知性や感情を持っているかもしれません。だから、彼らの行動や思考は私たち人間には予測できないかもしれません。
まとめ
地球外知性が地球に来ている可能性を考えてみました。結論としては、非常に低いと言えます。なぜなら、
宇宙空間を移動するのに必要な技術や時間があるとは限らない
地球に興味を持つ理由があるとは限らない
地球外知性が有機生命体であるとは限らない
という理由があるからです。しかし、これはあくまで仮説です。実際に地球外知性が地球に来ているかどうかは、来てみないとわかりません。それでも私たちは地球外知性を探すことをやめません。なぜなら、私たちは宇宙に対する好奇心や冒険心を持っているからです。そして、もし地球外知性と出会ったら、私たちはどうするでしょうか？それは私たち次第です。
以前書いた論考をBing AIで一般向けに書き直した。自分で書いたバージョンでは、有機生命体は脆弱なので、地球に飛来しているとしたら、機械知性だろう。また、宇宙人（有機生命体）が地球上にいるとすれば、それは、機械知性が運んできた遺伝子情報をもとに、地球上の物質で再構築したものだろう、という要旨であった。文字制限で一部入力できなかったため、ニュアンスが変わっている。
