精密医療電脳書

分子標的薬 コンパニオン診断 肺がん ウイルス 人類観察

乳癌の精密医療:薬物療法のアルゴリズム

乳癌も肺癌とともに精密医療が日常診療に定着している。治療薬選択のアルゴリズムの中心はホルモン受容体の有無とHER2過剰発現だが、他に遺伝子発現による悪性度診断、BRCA1/2変異検出による遺伝素因検査がある。

Violet Evergarden

諸用の帰りに映画館で見てきた。強い感動を与えるアニメーション映画。 violet-evergarden.jp 第一次世界大戦頃のヨーロッパに似た仮想世界で、主人公の置かれた環境も極端。また原作者が若い人のようで、恋人との関係や親子関係の描き方も単純で仮想的だが…

リキッドバイオプシーによるT790M測定のタイミング:EGFR リキッドによる EGFR-TKI 治療患者の ctDNA 動態解析(続き)

初期のオシメルチニブの適応である第1及び第2世代EGFR-TKI治療後T790M陽性非小細胞肺癌患者では、T790M変異検査が重要であった。T790Mをリキッドバイオプシーで検査する場合、最も成功率が高いタイミングはPD後約3ヶ月であった。

血管新生阻害薬:抗VEGF抗体ベバシズマブ(アバスチン)等

VEGF/VEGFR阻害剤は腫瘍の血管新生を妨害する。代表的な薬剤がベバシズマブ(アバスチン)で転移性大腸癌に化学療法と併用する。他にアフリベルセプト、ラムシルマブ、レゴラフェニブ等がある。眼科領域では滲出型加齢黄斑変性症に用いる。

EXO

[一般的注意] 映画の結末に関する内容が含まれているので、鑑賞予定の人は注意すること。 [遺伝子解析技術に興味のある人への注意] EXOは exonuclease とは全く関係はない。 EXO(原題:Alien Invasion: S.U.M.1)は2017年のドイツの映画。アマゾンプラ…