精密医療電脳書

分子標的薬 コンパニオン診断 肺がん ウイルス 人類観察

医師主導型固形癌第 I 相試験の奏効率は20年で約2倍になっている

米国国立がん研究所(NCI)は、自身の治験支援プログラムであるCancer Therapy Evaluation Program、CTEPで2000年から2019年に行われた固形癌の第I相臨床試験の患者データを分析し経時的変化を明らかにした。 まず、重要な点はこれは公的機関が支援…

リキッドバイオプシーによる残存腫瘍病変の検出:臨床上のメリットの検証

血中腫瘍DNAを使って術後の腫瘍残存病変を検出できる。新しいDYNAMIC trialはステージII大腸癌に応用して、術後化学療法の実施数を減らすことが可能であることを示した。

新型コロナウイルスまとめメモ(その2) 〜 特にオミクロン株の起源

現時点(2022年8月)での個人的な見解をまとめた。 日本の現状 8月下旬現在でも感染状況は、世界的に見ても最悪だ。 www3.nhk.or.jp この半年のワクチン接種率は日本が68.9%と他の国と比較して圧倒的に多い。特にイスラエルなど1.95%に過ぎ…

中国所感:勝海舟と妙佛 DEEP MAXで中国を理解する

最近遺伝子診断事業を一緒に立ち上げている会社の会長さんと話をする機会があり、中国の現状について訊いてみた。ひどいということで、品質管理も十分行われていない、という状況らしい。昨年の夏頃、中国が他の国よりいち早く経済回復したときには、生産が…

ファイナルファンタジーX:SFの衣を纏わない仮想世界の物語

今週のお題「SFといえば」 この1ヶ月の間ゼルダの伝説に引き続きファイナルファンタジーXに熱中していた。最強の裏ボスを倒してしまったので、流石に飽きてきてしまった。それでは医学研究でもするか、というところだ。 ファイナルファンタジーシリーズの多…