精密医療電脳書

分子標的薬 コンパニオン診断 肺がん ウイルス 人類観察

新型コロナウイルス デルタ株 〜 英国における症例対照研究

デルタ株に関するスコットランドとイングランドの症例対照研究では、ワクチンはアルファ株よりも劣るが、感染防御の効果がある。重症化リスクはアルファ株よりも高い可能性が示唆されている。

新型コロナウイルス 〜 超過死亡の季節変動

新型コロナウイルスの社会に与える影響を判断する確実な指標は超過死亡である。原因は明らかにはできないが、2020年と2021年春期の超過死亡は、米国で減少傾向、英国で消失している。なお、日本では超過死亡はない。

量子ビット

量子コンピュータに関して、ようやく何が理解を妨げているのかわかった。現在の情報科学における情報の基本単位はビットだが、量子コンピュータの場合情報の基本単位は、量子ビットになる。量子ビットはビットと違って、ヒトの脳でイメージをつくるのが極め…

葉酸受容体FRαに対する分子標的薬:葉酸薬物複合体と抗体薬物複合体

葉酸はDNAの生合成に必須なビタミンであり、不足すると細胞増殖の盛んな組織に大きな影響を与える。FRαを標的にした抗体薬物複合体Mirvetuximab soravtansine/bevacizumabが進行性卵巣癌を対象にして開発中である。

研究開発の現状:EGFRリキッド、肺がんコンパクトパネル

自身の研究開発の現状について説明した。EGFRリキッドは保険収載が完了、肺がんコンパクトパネルの開発も順調である。